「日本へ旅したモアイ、トンガリキ」

南の海岸線を東へ向かうと「アフ・トンガリキ」が見える。ここのモアイは1982年に「イースター島 謎の巨石像展」に出展されるため日本の東京・大阪に旅 をした。

また、ここは島最大のアフが建設されたところでもあるが、1960年のチリ大地震で生じた津波で大きく破壊され50トンもあろうかというモアイが壊れ、横たわったままの荒涼とした風景が広がっていた。

しかし、1992年日本の起重機会社「タダノ」の資材・資金援助をきっかけにチリ・日本合同の「モアイ修復委員会」が発足し、両国の考古学者およびユネスコ文化財委員たちによって大規模な発掘調査、修復が行われ現在にいたっている。